【マンガ】雑感 6月
6月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
全てではないですが簡単に感想を。
■You are No.1!!
STAYGOLD 1〜4巻 / 秀良子
もう、むちゃくちゃ好きですこのマンガ。
どうも私の琴線に触れるみたいで、若いからなのか真っ直ぐでブレない駿人に優士が戸惑う気持ちがすごく分かります。
大人として常識の中で生きようとしてるし、家族なら繋がっていられると思っていた安心感を、そんなの関係ないと自分の気持ちに素直な駿人に危うさを感じながらも、私もすごく惹かれてしまっています。
そして子供だと思ってた駿人が気付けば大人になっている刹那を意識せずにはいられないほど強く魅力的に育っていて、そのなんともいえない葛藤が押し付けがましくなくゆるく描かれていてその作風がとても好きです。
そんな駿人も優士の前では強くいようとしますが、部屋で一人になると実はいっぱいいっぱいで、ちゃんと十代らしいところがまたいいです。
駿人と優士の話もいいですが、4巻の日高&コウ編の最後の海辺のシーンはもう本っっ当に泣きそうになりました。
日高は良いことある度にリンゴーン鳴ってましたからね。
こういう最後もあるのは当然のことで、それでも日高にとって救いのある日々だったなら私も救われます。
あと秀良子さんの絵がとても好きです。
ざっくばらんな線が感情の繊細さと合っててとにかく私の好みなんです。
(ここから少し単行本の先の話)
優士の考えはとても真っ当だと思います。
駿人は十代だから何も考えずに突っ走ってるんではないかと思うのは当然だし、負けず嫌いだから誰にも取られたくないという子供の頃の気持ちの延長線上での好きなのではないかと私もそう考えてます。
だから優士が自分が実はたいした人物じゃないと駿人が気づいてあっさり離れるんじゃないかと危惧する気持ちがとても共感できます。
どんな結末になるのか、今後の展開がとっても楽しみです。
■とにかく秀良子さんが好きみたい
金持ち君と貧乏君 / 秀良子
STAYGOLDで心を掴まれたあとにBL中心ですが秀良子さんの過去作を集めました。
「宇田川待ちで待っててよ。」
「年々彩々」
「リンゴに蜂蜜」
「彼のバラ色の人生」
「サディスティックと優男」
「金持ち君と貧乏君」
どれも個人的にはとても良くて、秀良子さんの作風自体が私のツボみたいです。
ただ「金持ち君と貧乏君」は表紙見た瞬間つぎはぎの学生服に笑っちゃいました。
そんなあからさまなザ・貧乏人みたいな風貌、今時ないw
伝説の貧乏マンガの「山田太郎ものがたり」でもつぎはぎではなかったのに。(たぶん)
中でもちゃんとつぎはぎ学生服でした。
でもおじいさんの思い出の話はとても良かった。
■オラ、ワクワクすっぞ
ワールドトリガー 20巻 / 葦原大介
今回も大変おもしろかったです。
ヒュース含めての初めてのチーム戦、前巻では仲良くお好み焼き食べてた鈴鳴隊の鋼や影浦隊とバチバチ戦りあって、戦略と攻防と多彩なトリガーを使ったチームワークにワクワクが止まりません!
次はついに二宮隊と対戦ですね。
初めて出る弓場隊も出てきますしあの関西人の隊とも再開しますしとっても楽しみです。
■楽しそうで実は病んでいる
類はトモを呼ぶ 1〜2巻 / Marita
雪だるまがきっかけで知り合ったスズキさんのお店で働くことになった茅と愉快な仲間たちというような基本楽しいお話なんですが、実はそれぞれ問題を抱えています。
闇の深い深刻な問題だったりします。
でも基本楽しいお話です。
■待ってました!そして分からん!
チェーザレ 破壊の創造者 12巻 / 惣領冬実
ずっと待ってました。
前巻が出て4年も経ちました。
わたくしこのマンガが大好きで、何気に丁寧に読んでいたので読み返さなくてもある程度覚えているだろうと新刊を読んだら全く覚えていませんでした。
そりゃ4年も経てば・・・
ということでちゃんと読み返しました。
そして再燃しました。
やっぱりおもしろいです!
私はアンジェラとチェーザレ率いるスペイン団のやりとりがとても好きだったので、今は離れて見れないのですごく寂しいです。
立場も以前とは違ってます。
それでも友情が続いててほしい。
今度は4年も待てませんのでお早めに13巻お願いします。
■勇気がもらえる
ブルーピリオド 5巻 / 山口つばさ
読み終わった後は、努力で才能たちに立ち向かおうとする主人公の姿にいつも勇気をもらえます。
でも前から気づいてましたが、ここまで努力できることがすでにとんでもない才能なんですよね。
それが一番難しいし出来ない。
とんでもない才能の持ち主ですよ。
■懐かしい気持ちになる
SILVER DIAMOND ぎんいろのたね / 杉浦志保
これは購入したというよりもマンガワンで最初フリーで読みました。
でも終盤になるにつれ物語も佳境に入るので止められなくなってついに課金してしまいました。
なので購入リストに入れました。
あーおもしろかった!
なんかこんな昔のファンタジーのようなマンガ、懐かしい。
90年代の花とゆめやLaLaっぽい感じです。
うまく説明できなくて申し訳ない。
幼い頃に裏庭で母親と倒れていた羅貫は数年後同じ裏庭に突然現れた千艸に出会い、自分が千艸のいた世界の人で特別な力があることを知ります。
その後同じく羅貫のいる世界に飛ばされた成重、灯二と会い、自分と同じ顔を持つ異世界の皇子が千艸たちの世界を滅ぼそうとするのを止めるため一緒に異世界に行くお話です。
元は2003年から始まってた作品みたいですね。
こんな作品があったなんて全く知りませんでした。
出来ればちゃんと本を購入したいです。
■番外編
センコロールのパンフレット
今回はコレといったものがなかったのでベストカバーイラストで賞はありません。
ただ最近観た映画のセンコロール/コネクトで発売されていたパンフレットのイラストがとても良かったので代わりに載せます。
これは1作目の時に作られたものっぽい?です。ラッキー。
■余談
6月は良い作品との出会いが沢山あって豊作だったと思います。
未だにこういう出会いがあるから止めれません。
好きなマンガになる理由の一つで登場人物たちにどれだけ感情移入できるかが重要です。
今回「STAYGOLD」で実感しました。
あと主人公たち外のサブキャラたちの設定がしっかりしてて生き生きしてるかもあります。
そういうマンガってその仲間たちの会話ややりとりが楽しいんですよね。
7月は諸事情でいろいろ自粛しないとダメなんで、古本で昔の作品をちまちま集めたいと思います。