【マンガ】雑感2020 11月
11月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
11月のNo.1
魔女をまもる。(上中下) / 槇えびし
16世紀、数万人が迫害を受けて死んだ"魔女狩り"。その狂気の時代に魔女と断罪された人々に寄り添い、医療の力で救おうとしたひとりの医師がいた──。精神医学の先駆者でもある実在した医師、ヨーハン・ヴァイヤーを描いた歴史ドラマがついに書籍化!
今月は興味深いマンガを1位に。
まだ精神病、認知症だったり薬による錯乱状態などがちゃんと理解されておらず、それが魔女の魔術によるものだと信じている時代にそれは病気だと訴えた実在した医師のお話です。
物語は大体3部に分かれます。
幼少時代の経験と師匠との出会い、独り立ち後の魔女事件、領主の元で起こる人狼事件。
すごいなと思ったのがヴァイヤー先生は悪魔を否定してるわけではないということです。
あらゆる可能性を否定してないというか。
その上で正しい知識を持って対応しているかどうかです。
魔女事件では連続で謎の死によって死人が出ました。
その家の水差しの底には悪魔の印章が刻まれていて、村人は誰かによる悪魔の呪いと恐怖するけどヴァイヤー先生はそれが死人の死に方と関係ない悪魔の印章だから違うと訴えます。
ヴァイヤー先生は悪魔についてしっかり勉強して知識を持っていたことで惑わされず本当にこれは悪魔の仕業なのかを見極め、真の魔女とは何なのか突き止めて行きます。
あとがきによると後に悪魔の一覧と召喚術の一部を収録した本を出版しているみたいで、一部にしたのは悪用されないためだとか。
私はこういう本を出版したのはみんなが中途半端な知識で間違った判断をしないようにを願ってなのかとも思いました。
人生の転機になったであろう師匠のお言葉、「人は見えないから恐る。知らないから恐る。」
私も最近プライベートでちょっと考えることがあって、そのタイミングでこの本を読んで確信しました。
無知はダメだ。
どんな情報でも、それが間違ってても正しくても、どっちなのかも分からなくてもとにかくいろんなことを知ることが大事で、それで多角的に物事が見れるようになれば判断も自然に出来るようになるのかなと思いました。
なのでこれからもテレビもネットも、映画もマンガもたくさん見て趣味を謳歌したいですね。
好きなコミック表紙
【BL】スモーキーネクター / ミナヅキアキラ
ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?
マーブル模様がいい感じです。
それだけでも好きなんですが、これちゃんと内容とリンクしてるんです。
"混じる"ってのがキーポイントで、読んだあとにうまく表現していたんだと感心しました。
虫かぶり姫(4) / 原作:由唯 作画:喜久田ゆい
クリストファーとの成婚の儀に向けて、準備に勤しむエリアーナ。慌ただしい日々を送るなか、クリストファーがミゼラル公国の式典出席のため半月も国をあけることになる。寂しく思いながらも不在のクリストファーの名代として秋の狩猟祭に参加するエリアーナだったが、謎の人物が接近してきて――!? 殿下と離れ離れになったエリアーナに新たな事件が降りかかる第4巻!!
好きな表紙に3度目の登場です。
この色合い最高じゃないですか。
差し色の赤がとても効いている。
本の発売日にいつも利用している大型書店に買いに行ったんです。
そしたら売れ切れたのか棚に置いてなかったんですよね。
人気あるんですね。
注目の初見マンガ
東京エイリアンズ(1) / NAOE
大都会の闇を疾走する二人の少年―――。彼らが対峙するのは…「宇宙人(エイリアン)」…。
平凡な日常を過ごす高校生の郡司晃。彼が偶然乗り込んだ電車の中で突如繰り広げられた壮絶な異能者同士のバトル。異能者の一人の正体は、地球外生命体「宇宙人」だった。やがて大いなる運命に導かれ、晃は宇宙人と対峙してゆく…。「青春×機関銃」のNAOEによる渾身のファンタジ―新作、第1巻!
「青春×機関銃」の作者の最新作。
いつの間に出てたんだ・・・!
病んでそうな主人公のギャップが良かったですし、普通におもしろくて気になる展開で次が楽しみです。
本人気づいてなさそうだったけど。
ゆらゆらQ(1) / 雨隠ギド
甘々と稲妻」の雨隠ギド最新作!
人と狐の間に生まれた女子高生・きゅーこは、他の兄弟たちと違って、狐がもつ不思議な化け力を使いこなせずにいた。
それでも優しい兄や姉、幼馴染の男子高生・春人に助けられながら、みんなの力になろうと奮闘するきゅーこ。
でも、その春人くんは何だかきゅーこのことが気になっているみたいで…?
狐っ子が大奮闘のほのぼのラブコメディ!
きゅーこちゃんがさすが愛されキャラだけあってかわいいし、そんなきゅーこを密かに想うイケメンの幼馴染とかよくあるお話だけどやっぱり良い。
私は結構好きです。
最果てから、徒歩5分(1) / 糸井のぞ
日本海側のある海沿い。徒歩5分に自殺の名所があるオーベルジュ・ギルダに“すもも”は向かっていた。死を決意した彼女は、最後の願いに、かつて憧れていた女性・夕雨子に会いに来たが、店に入ると夕雨子が刃物を突きつけられている場面に遭遇し……!? がけっぷちのオーベルジュで紡がれる悲劇と喜劇のロマネスク。
私の地元の某有名自殺の名所を思い出します。
というかたぶんそこを舞台にしてますよね。
そんな場所から5分ということだけあって死を覚悟した人たちが最後の晩餐も兼ねてよく訪ねてきて人生を垣間見れる短編集のようなマンガです。
そしてそのお店の女主人や店員たちも何やら訳ありそう。
准教授・高槻彰良の推察(1) / 原作:澤村御影 漫画:相尾灯自
怪事件を愛する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ。
人の嘘を聞きわけてしまう耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。
彼は「民俗学2」を担当するイケメン准教授・高槻彰良に気に入られ、
高槻先生の「常識担当」として怪異収集を手伝う「アルバイト」をすることに――?
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」
凸凹コンビが軽快に謎を解く!
おもしろい。
深町くんがあの体験で得てしまったものが気になります。
たぶん単に"嘘を聞き分ける耳"じゃないですよね。
何かになってしまったがために付属として"嘘を聞き分ける耳"が付いてきたと思うので、その謎を考えるのも楽しいです。
本当のことを言えないのもそのことに関わるんでしょうか。
深読み楽しい。
そして准教授も何か能力がありそう・・・?
【BL】コスメティック・プレイラバー(1-4) / 楢島さち
「ダメとかやめてとか、案外可愛いこと言うんですね」美容部員の棗は、後輩の佐橋と"ペア売り"をさせられている。仕事も棗のこともナメきっている佐橋に売上トップを奪われ、イライラしながらも先輩風を吹かせる棗だったが…。ある時ゲイがバレて脅されてしまい、無理やりセフレに!?しかも、うっかり佐橋の覚醒スイッチを押してしまって――「俺、本気になっていいですか?」イラッとするのに、きゅんとしちゃって、メロメロぐずぐず♥なコスメカウンターの裏側!
今月のBL。
よく百貨店の化粧品売り場にいる美容部員同士のお話。
1巻で終わってたらまぁ普通かなと思うんですが、やっぱ続くとそうじゃなくなりますね。
続くと普通におもしろいですし、続くって大事だなと思ってしまいました。
BLって1巻完結ものが多いので他の作品たちも続くと印象が違うのかなーと思った次第です。
続刊マンガ
先の戦いで多くの仲間が傷つき、命を落とした――迫り来る銃の悪魔との決戦を前に、アキの心は揺れる。マキマが明かす、銃の悪魔をめぐる驚愕の真実、アキが見た“最悪の未来”――全てが重なる時、悪夢のような運命がデンジたちを蹂躙する…!!
何かと評判の良いみんな大好きチェンソーマン。
このマンガがすごいのオトコ編で1位を獲ったみたいですね。
いや、ホント評論家?選定員?好きそう。
で、9巻は確かにインパクトある演出でした。
それに愛着あるキャラたちにも容赦ない。。
見た時に思った印象は、ぶっ飛んだ演出の質がエヴァみたいだと思いました。
イカれっぷりが同質なんですかね。
魔法世界の受付嬢になりたいです(3) / 原作:まこ 漫画:よね
憧れの魔導所で働くナナリー、ロックマンとの腐れ縁はまだまだ切れない―!
幼い頃から憧れた『魔導所の受付のお姉さん』の職に就いたナナリー。
就職してからも魔法学校時代のライバル、ロックマンとの腐れ縁は切れないままだったが、
使い魔のララと優しい先輩達と共に日々を楽しんでいた。 ある日、騎士団と協力して依頼を受けていた行方不明者が見つかった場所へ調査に出向くことに。
だけどメンバーとして現れたのは宿敵ロックマン……!?
そのうえ何故だかナナリーの行動に一々ちょっかいをかけてきて――?
ロックマンは確実に惚れてるのが漏れ出してます。
あとはナナリーの心の変化に期待です。
絶対くっつくだろうと分かっているのにそんな気配ないのがいいよね。
REAL(15) / 井上雄彦
野宮朋美、戸川清春、高橋久信…3人の男たちが懸命にあがき、生きる様を車いすバスケを通じて井上雄彦が描く! 6年ぶり、VOL.15!
さすがに前回の話覚えてないわ。
6年ぶりです。
ちゃんと雑誌で連載は再開しているんですかね?
とても有意義のあるマンガだと思うので、描いたからには最後までちゃんと描ききってほしいものです。
季節はめぐり、冬がやって来ました。例大祭の頃から感じてきた悟の変化と、自分の気持ちに戸惑い気味のまことは、つい悟のことを意識してしまうのでした。一方の悟も、小杉くんからまこととの恋を応援するよう頼まれてしまいます。父・達夫の付き添いで、國學院大學の見学に東京・渋谷へ行くことになったまことと悟。まことは“初めて”の気持ちを抱えたまま、渋谷の街を悟と並んで歩くのでした──。
悟は自分の気持ちに気づいているのにドツボにはまって行ってしまってる気がしますね。
何か良からぬ方へ決心してそう。
ここはまことがちゃんと悟を引っ張ってってほしい。
伊集院月丸の残念な霊能稼業(7) / 魚住かおる
ネットで知り合った好みのお姉さんは、悪徳霊感商法の手先だった!! 危うく騙されかけた伊集院月丸は手先になっているお姉さんを救うため、彼女を束縛する霊能者に戦いを挑む。
だけど、やっぱりポンコツで……。
新刊待ってました。
相変わらず月丸はポンコツだし、他も通常運転のキャラたちで安心しました。
M・エロヒゲの登場時間が少なかったのは少し残念ですが、この巻も楽しませていただきました。
清水崇監督もおすすめしてますよ!と宣伝。
消えた初恋(4) / 原作:ひねくれ渡 漫画:アルコ
「ひどいよ井田くん 青木くん、ふるえて泣いてるよっ」
玉砕覚悟で告白した青木だが、井田からは「付き合ってみるか」と、まさかの返答が…! ところが、男子高生同士の恋愛はトラブル続きで、クリスマスを前にふたりは絶交し!? 一方、橋下さんとあっくんは、クリスマス効果で進展の予感。
男子同士の「お付き合い」、始まっちゃいました。
前月の雑談で興奮してしまったエピソードは収録されていませんでしたが、それでも良き。
青木くん、良かったねー。
仁科を追い詰める瀬々は、自身の前世を露呈するとともに彼の本当の正体を暴く。目前で広がるその様子に、七浦は僅かな希望を感じる―――。追い詰められたかのように見えた仁科は、ある打診をしてきて…?
これで役者が揃いました。
さあ、これからですよ。
リュカの真意がまったく掴めません。
めちゃくちゃ楽しみです。
BADON(3) / オノ・ナツメ
かつて「嘘つき」だった男。
老舗煙草店「タットラー」の若き経営者・レニーの元にひと箱の煙草。それは大麻入りの煙草だった――。煙草店「プリミエラ」に向かう疑いの眼差し、そして汚れた足跡のしがらみ。つまらない人生にも友がいた。元・囚人たちの再起を賭けた物語は進む。
あいかわらず大人〜な作品です。
かっこいい。渋い。
醸し出される色気がたまんないです。
完結マンガ
ヲタドル 推しが私で 私が推しで(4) / ぢゅん子
『私がモテてどうすんだ』のぢゅん子が描く最新コメディ! 事故がきっかけで推しの誓志と入れかわるようになってしまったドルヲタのあずさは、誓志に対して次第に恋愛感情を抱きはじめる。子役時代以降、諦めていた役者の道を再び目指すことに決めた誓志と、それを支えるあずさの距離はどんどん近づいて…。けれどそんな2人の前に誓志の元カノ・赤根ありすが現れたことで事態は急転!! 誓志は胸を押さ込んだまま倒れ込んでしまい…!? 「目を覚ましてチカくん…!」 ついに明らかになった入れかわりのトリガーは2人の命に関わるもので…!? 絶体絶命の大ピンチ! 衝撃のハイテンションラブ最終巻!!
最後はすごいことになってたな。
■雑談
年明けたらがんばってまたマンガオブザイヤーでもしたいと思います。