【マンガ】雑感2020 1月
遅くなりましたが、1月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
■今月のNo.1
3番線のカンパネルラ / 京山あつき
ちょっとズレてる真面目な上司×ヨロめきやすい傷心の寂しがり
相思相愛と信じて疑わなかった彼氏に突然フラれ、ショックで無気力ぎみな加納(かのう)。
ひとりで生きるのは無理。でも、つかの間の恋をするなんて、もっと怖い。
なのに駅で助けてくれた高校生にはときめくし、職場の店長にもグラついてきてしまう始末…。ただ好きな人と、ずっと一緒にいたい。それだけのことが、どうしてこんなにも難しいのだろう?
最初は駅で出会った高校生とのお話かなと思っていました。
そこからすーっとただの登場人物だった店長がだんだんと存在感増していく感じが良かったです。
ドラマのように劇的ではなく、恋とはきっとさりげない会話やフィーリングで日常から徐々に惹かれあっていくもので、その様子がとても良くてじんわり来ました。
表紙に店長が登場していないのも巧い。
主人公を救う高校生の存在の意味がいまいちハマりませんでしたが、何故かピンチの時はそばにいてくれた彼に救われたんだろうなあというのは分かりました。
ともあれ、大人向けなマンガで緩やかな雰囲気が私は好きだと思えました。
■気になるコミック表紙
かつて姫野が使役していた悪魔と対峙するアキ。復讐の炎に身を焦がす男の脳裏を過るのは…!? 一方、デンジは再びサムライソードと激突!! チェンソーvs刀、血飛沫舞う死闘の行方は果たして!? デンジの心臓争奪戦は、想定外の方向へと加速する!!
カラフルのようで色がとっ散らかってないのがすごく良いです。
まとまってる。
内容はぶっ飛んでるけど。
アザミの城の魔女(2) / たらちねジョン
テオとマリーがパリで出会った魔法使いの弟子・シャルル。テオとも仲良く振る舞っているがマリーは一抹の不安を抱く。
そんな中、魔法使いの記念パーティーが開宴。喧騒の中、シャルルがテオを誘い出し、その本性を表す――。
孤独な魔女と呪われた弟子が贈る、新たな魔法の物語、第2巻!
イラストがかっこいい〜。
登場人物の服装とかセンスが素敵です。
■次が読みたくなる終わり方
約束のネバーランド(17) / 原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
鬼の絶滅を掲げ、女王と五摂家が集う王都に進軍を開始したノーマン。そんな彼を止めようとエマもまた王都へと向かう。だが残された時間はあと僅かで…!? 永遠の子供達よ、絶望に立ち向かえ! 衝撃の脱獄ファンタジー!!
うん、面白くなってきた。
エマが結んだ約束も気になりますね。
きっとレイや仲間たちにとっては絶望するような内容なんではないかと思ってはいるんですが。
■次が読みたくなる終わり方 2
私の正しいお兄ちゃん(3) / モリエサトシ
加速するジェットコースター・クライムサスペンス&ラブ、激震の第3巻!! 海利が殺人者と知り衝撃を受けた理世だが、海利が殺したのは最愛の兄・正己だとわかり打ちのめされる。しかし殺人の成り行きと兄の素行を警察官である立花から聞き、海利が嘘をついてないと確信。二人は肌を重ね愛を深めてゆくが、一方警察は殺人の線で再捜査を始め!? 追いつめられる二人。互いを信じ、愛を守り抜く二人の選択に運命の思わぬ方向へ!!
いよいよ追い詰められーの、事実を知りーのであのラスト。
いやーはやく見たい。
■動き出す三角関係
10th(2) / 伊鳴優子
さよなら。私の、俺の、ライバル――
仲良し同級生のタケ・梅子・まっちゃん。幼なじみでもあるタケと梅子は、まっちゃんに恋をするライバルでもあった。高校2年生となった3人。タケは病気を乗り越えようと少しずつ変わり始め、今まで避けていた体育祭にも積極的に参加。そんなタケの姿に、彼をずっと支えてきた梅子の心は複雑に入り乱れていく。そして体育祭も終わり、また日常が戻ってきたある日、梅子は蔵之介から思ってもみなかった一言を言われて――!? 同級生3人が紡ぐ、甘く切ない初恋青春ストーリー、急展開!
関係が動いてもやっぱり新たな三角関係と。
まっちゃんの本心が全く分からないんですよね。
どういうつもりなのか。
たぶん二人の気持ちに気づいてるんじゃないの?と思ってはいるんですが、何かありそうな感じです。
次の3巻で完結みたいなので、そこらへんはっきりするんでしょうか。
■ようやく
北北西に曇と往け(4) / 入江亜季
北欧アイスランドを駆け巡る、探偵・御山慧(みやま・けい)のジュヴナイル・ミステリ第4巻!
アイスランドに暮らす17歳の音楽家、リリヤには悩みごとがあった。それは、日本からやってきた同い年の探偵・御山慧が何度もちょっかいをかけてくること……。
仕返しを試みるリリヤは、慧にギャフンと言わせることが出来るのか!? 一冊まるごとヒロインのリリヤに焦点を当てます!
アイルランドの観光マンガと化していたこの北北西に〜についに動きが。
ようやく弟くんの実態が兄ちゃんに伝わりました。
といってもまた弟くんエピソードは保留になって、探偵の依頼をこなしながら真実に迫っていくという感じでしょうか。
弟くん、あんなにお預け状態続いてたらそりゃグレちゃいますよ。
そして慧がリリヤに惹かれ始めましたが、成立したら(するんだろうけど)とんでもないザ・美男美女カップルですね。
特別な人にはやっぱり特別な相手がお似合いなのかとひがみたくなる。
■おげれつたなか
はだける怪物(上下) / おげれつたなか
セフレから始まった秀那と林田。
秀那は林田が恋人に暴力を振るっていたという過去と悔恨を知り、恋人になった。
ある日秀那に転勤の辞令が……。
今年は有名どころを攻めようと誓ったので、おげれつたなかさんの作品を買ってみました。
感想は、話は真面目なのに性行為が変態で話が入ってこないという。
そのギャップが印象に残っちゃいました。
■恋するおっさん
YOUNG BAD EDUCATION / ダヨオ
ヤンデレ覚醒。
ストーカー優等生(高3)×一途系ヘタレ担任(37)その怯えた顔が好き。
酔っ払った担任・高津(たかつ)(37)にキスされた“チョイ優等生”な水沢(みずさわ)(高3)。
入学時から寄せられていた片想いを「もうやめるから」とモーローと告げられ、水沢は初めて高津に興味を持つ。
翌日から、秘密を知られた高津は水沢が近づくほど怯え、そのたびに水沢はぞくぞくと興奮していく。
しかしある日、高津が見合いをしたと知り、水沢ははっきりと年上の男を「ほしい」と自覚した──。
同時収録はワンコ系運送屋×フキゲンな小説家のアダルトラブ!
BL読み始めた頃から密かにずっと気になっていたマンガでした。
ようやく読んだ。
好きの部類です。
でもなんだかせつなくなっちゃいました。
将来二人がどんなに愛し合っていても先生はどんどん先に老いていくわけで。
そのためいろんな覚悟が必要になってくるとは思います。
それでもきっと水沢は先生と一緒になったことを後悔しないだろうし、こういう考えは無粋なんだろうな思うんですが、二人の仲がステキだったんで余計感じちゃいました。
■続き買っちゃった
ヴィンランド・サガ(9-12) / 幸村誠
アニメの少し先まで読んでいましたが、実家で8巻までしか見つからなかったのでちょうど続きから買っちゃいました。
そして改めて良い作品でおもしろいです。
ようやく私にとってのヴィンランド・サガ未知の世界に突入となるので、トルフィンがどのように変化したのか楽しみです。
■早寝電灯さんの新作
See you later,Mermaid / 早寝電灯
人を操ることができる声を持つ辰実は、
旅先のある海辺で一人の青年・一士と出会う。
同じ宿に泊まっていた彼と酒を飲みかわし親しくなるが、翌日、一士から突然「愛してるよ」と言われ…?
謎多きふたりの過去と記憶が徐々に解き明かされていく、極上のミステリアス・ラブ。
私の推し作家の早寝電灯さんの新作。
ミステリアスで、早寝さんらしい非現実的な浮遊感を味わえる作品でした。
最後の締めがもっといい感じだったら良かったんですが。
3月にも新作が出るのでとても楽しみです。
■余談
1月は続きものばっか買ってたみたいで新たな出会いが少なく、こんなラインナップになりました。
2月はいくつか良い出会いがあったのでもっとバランスよく書けたらなと思います。
2019年個人的マンガ大賞
<2019年の購入作品>
総タイトル数:330作品
合計:688冊
対 象
(215作品/466冊)
第20位
10th
第19位
BUTTER!!
第18位
きみと青い春のはじまり
第17位
私の正しいお兄ちゃん
第16位
魔入りました!入間くん
第15位
極東事変
第14位
花恋つらね
第13位
ウォーキングキャット
第12位
アザミの城の魔女
第10位
まぼろしまたね
第9位
転じて恋と生き
第8位
夜明けの旅団
第7位
空挺ドラゴンズ
第6位
飴色パラドックス
第5位
北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし
第4位
消えた初恋
第3位
窮鼠はチーズの夢を見る
俎上の鯉は二度跳ねる
第2位
スキップとローファー
第1位
STAYGOLD
(115作品/222冊)
(83作品)
【総括】
1.STAYGOLD
2.スキップとローファー
3.窮鼠はチーズの夢を見る 俎上の鯉は二度跳ねる
4.消えた初恋
5.北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし
6.飴色パラドックス
7.空挺ドラゴンズ
8.夜明けの旅団
9.転じて恋と生き
10.まぼろしまたね
11.薬屋のひとりごと
12.アザミの城の魔女
13.ウォーキングキャット
14.花恋つらね
15.極東事変
16.魔入りました!入間くん
17.私の正しいお兄ちゃん
18.きみと青い春のはじまり
19.BUTTER!!
20.10th
毎月の1位に選んだ作品がなかったりします。
時間が経つとそれほど心に残っていなかったり、逆に他の作品がジワジワときたりして変わったのと、あとどハマりしたなーと実感できる作品たちを心のままに選びました。
1位は秀良子さんのSTAYGOLD。
やっぱり未成年らしいまっすぐな駿人に私が魅了されてしまったってのが最大の理由でしょうか。
そしてそんな駿人に優士もじわじわと惹かれていってる様子や、何より日高の恋の結末が切なくて切なくて、この作品にだいぶ惹きこまれてしまいました。
ここから少し腐女子トーク。(興味ない人にはどうでもいい話なので苦手な人は飛ばしてください。)
BLには攻め×受けがありますが、この作品では私は積極的な駿人が攻めになるんだろうなーとなんとなく思っていました。
ただ最近少し考えが変わってきまして、駿人が受けに思えてきました。
それは最近になって駿人が優士に「惚れてしまっている」ように見えたからです。
この「惚れている」ではなく「〜しまっている」が女性が男性に抱くような感情に近い感覚で、「抱きたい」より「抱かれたい」の方がしっくりくるように感じました。
2019年はとにかくBLと転生マンガがマイブームでした。
ここ数年女性作家さんの勢いを感じていて、その一つがBLです。
BLは女のエロ本のようなものですがその中にはエロ本と片づけるにはもったいない、とんでもない名作があって、またその作品たちがすごく良いんですよね。
あとは私がエロ好きなだけ。
転生マンガの魅力はB級感でしょうか。
B級映画を愛する人たちがいると思いますが、それと同じと思っていただければ幸いです。
受け入れたらめちゃ楽しいです。
2020年も当分は(自分の)BLと転生マンガブームが続くかな。
BLは今年は有名どころを攻めていこうかなと思っています。
あと男性作家のマンガを読む機会がだいぶ少なくなっているので、特にアクションマンガ系で何かないか開拓したいです。
2019秋アニメを観ての感想【後編】
2019秋アニメの感想の続きです。
6. バビロン
最初の感想は製薬会社とか謎の死とかWOWOWのドラマみたいだなぁというのでした。
でも見続けるとなるほど、これは実写では無理ですね。
見る度に印象が変わって、顔まで違う人と認識してしまうなんて。
年末に一気に観たときはまだ8話まででした。
なのでてっきり2クールなのかなと勘違いしてまだ続きを見ていません。
そしたら12話でちゃんと終わってるみたいですね。
まだ途中ということで6位にしましたが、作品は結構おもしろいです。
どう考えてもおかしい事件なのに、法の定義で殺人と認定できないから罪にも問えない。
最後の結末を見ないかぎりまだ何とも言えませんが、そういう問いかける、メッセージ性のある作品で、8話食い入るように観ちゃいました。
こういうアニメもっと増えてほしいなぁ。
2020冬アニメの感想の時にまた改めて書きたいと思います。
キーパーソンの曲世をゆきのさつきさんが演じてるんですが、良いチョイスですね。
私、ゆきのさつきさん上手だし大好きなんですよね。
アニメーション制作:REVOROOT
監督:鈴木清崇
5. 炎炎ノ消防隊
いやー普通に良かったです。
だから安心しました。
何がというと、私の大好きなスプリガンをここのdavid productionが制作するからです。
よく終盤力尽きて作画が崩壊することがありますが、この作品は最後になるほど力の入った出来になっていて、特に弟の象との戦闘は良かったです。
すごくしょうもないところなんですが、森羅が象との戦闘で柱に叩きつけられて瓦礫から起き上がるシーンで一瞬上から落ちてくる瓦礫に頭をぶつんです。
何故かそこがとても印象に残っていて、多分なくてもいいようなものなんですがその細かなこだわりがリアルになるしそんな作り方してることもなんか良いなぁと思っちゃいました。
期待してますよ、スプリガン。
頼んます。
アニメーション制作:david production
監督:八瀬祐樹
4. PSYCHO-PASS サイコパス3
期待度大で大トリで見たサイコパス3。
なぜこの順位かというと劇場版に続くということで事件が完結してないからです。
あと作画もそっちに力入れてるのか最悪ではないですが崩れていましたね。
だとしてもIGらしい体術アクションや、アニメらしくも大人向けのSFクライムは見てて楽しかったです。
早々と宜野座さんと狡噛が出てきた時は興奮しました。
劇場3部作がとっても良かったので次の劇場版もとても楽しみです。
勝手な推測で、闇堕ちしているイグナトフは真相に近づくためにわざと堕ちているんではないかと推測しています。
答えはどうか・・・。
アニメーション制作:Production I.G
監督:塩谷直義
3. BEASTARS
原作は未読です。
以前から個人的に注目しているオレンジが制作しています。
期待どおりの良質のアニメでした。
肉食動物と草食動物が共存しようとしたらどちらかというと能力的に強いはずの肉食動物が肩身狭い思いをして立場が弱くなっているのがおもしろいです。
最後カリスマ的存在のルイが失踪という形で消えましたが、今までの過程を見るかぎりルイの失踪ってかなり大事件に思えるのに思った以上に学校が騒いでなくて、もしかしたらルイは実は生徒達にとってその程度の存在だったのかなぁとも深読みしちゃいました。
原作見たらまた違うのかな?
あと音楽もとても良かったです。
挿入歌がとても良くて、作品をとても引き立ててました。
数少ない難点は、キャラクターを動物で覚えるからクレジットの名前でキャラクターが結びつかないことでしょうか。
まぁ、たいしたことないです。
続編あるそうです。
アニメーション制作:オレンジ
監督:松見真一
2. ハイスコアガールII
ちょっと申し訳ないのが、このアニメは他の録画とかぶってかなり撮り逃しをしてます。
気づくの遅くてところどころ抜けているのにこの順位です。
よくもまぁ、こんなゲームオタクの恋を壮大なラブストーリーに仕上げたなぁと。
天晴れ、賞賛の出来です。
たぶん世代が同じで、ここまでゲームオタクではなかったので全部分かるわけではないですが歴史が懐かしかったです。
ガイルさんが毎回ありがたいお言葉をくれるのがおもしかったですし、最後は歴代のゲームキャラクターたちの想いが詰まった不思議な力で飛行機を止めた時は我が家では拍手喝采でした。
大野には悪いのですが、私は日高推しでした。
ゲームに興味なかったのに矢口に振り向いてほしくてゲームの力をメキメキと付ける一途さや努力が応援せずにはいられませんでした。
そして個人的ベストシーンは日高が矢口をファミレスで誘惑するシーンです。
あれは良かった。。
仕草やカットが色っぽくて、最高にかわいくてエロかったです。
矢口鈍感すぎだし、何やってんだよ!!
このアニメは本当に良かったです。
1. ヴィンランド・サガ
文句なしの、圧倒的1位です。傑作です。
作画、脚本、演出、音楽、演技、すべてが高評価でこんな作品が出来たのが嬉しいです。
アシュラッドという人物、村を虐殺するという目的のために割り切れる非道さもありますがそのブレない芯の強さは確実に魅力的で、最後の彼の選択には号泣してしまいました。
以前プラネテスの記事の時に愛について書きましたが、クヌートが覚醒する場面で再度愛について語っていて、愛というのはこの作者にとって避けられない何か重要なテーマなのかなととても印象に残りました。
そして僧が語る愛の定義は私はとても腑に落ちるものでした。
なんかそいういう考えや思想を知るのって面白いですよね。
で、今回の高評価の理由はそういうセリフたちが演出や音楽・作画で相乗効果になって倍に心に響くようになっているところです。
アニメ化成功のお手本です。
技術の進歩で派手な映像を容易く作れるようになってここ最近は映像メインの作品が多いように思いますが、この作品は確実に脚本が主役で、他はそのための要素になっていて、それが本当に嬉しいです。
こういう作品は最近は少ない印象だったので。
だからといって全部がこんな作品だったらしんどいんですけどね。
声優たちの演技やそのキャスティングも見事でした。
最初は浮いてると思ったトルフィンの上村祐翔さんはそんなに気にならなくなりましたし、アシュラッドの内田直哉さんも良かった。
あとトルケルの大塚明夫さんも最高に良かったです。
あと最近よくあるモブのCG化がなかったのも良くて、それで作品に冷めることなく観れました。
音楽も良かった。神秘的な印象を与える背景画や作画も良かった。
こんな作品作ってくれてありがとうございました!!
とりあえずコメントマーク付いてるスタッフさん、紹介しときます。
アニメーション制作:WIT STUDIO
監督:籔田修平
シリーズ構成·脚本:瀬古浩司
脚本:猪原健太
キャラクターデザイン:阿比留隆彦
音楽:やまだ豊
余談いろいろ
■イッキ見のススメ
今後は観る量減らして注目しているアニメは基本イッキ見で観るようにします。
やっぱり一気に観た方が全体を通して変に間が空かずに観れますし、何より作品への感情移入度が全然違います。
なので感想を書くのは1ヶ月くらいズレると思います。
■評価の基準
自分が評価する作品てどんなんだろうなと考えてみました。
毎回気になっちゃうのはやっぱり作画と演出です。
じゃあ、演出ってなんなのと言われるとイマイチちゃんと判っていないのですが、例えば画の構図とか話のテンポだったり作品の雰囲気作りみたいなので思っています。
合っているでしょうか。
作画は好みじゃなかったり崩れてたりすると気持ち冷めちゃうんです。
作品を観るための第一歩を踏み出せない。
音楽は基本気になりませんが、良い音楽の時は不思議とあ、いいなって思えます。
あとストーリーはマンガとかで中二病みたいな異世界ファンタジーな作品もよく読んでそういうのも好きなんですが、もう私もいい歳こいてるので大人向けなお話を好みます。
今回改めて、東京心中の記事の時にも書きましたが褒めるのは難しいなと思いました。
けなすのはこんなに簡単なのに。
良い!と思った感情を言葉にしてうまく表現できる人、印象的でユーモアな文章を書ける人、言葉だけではなくて表現できる人、全員が羨ましいです。
■中村悠一祭り
偶然私が観た作品に集中してるだけかもしれませんが、今期中村悠一祭りじゃなかったですか?
しかもほとんど主役級。
数えたら4作品でした。
売れてますねー。
あと大塚明夫さんも多かったです。
当たり前ですが役によってちゃんと印象変わるのがすごいですね。
トルケルは本当に良かった。
2019秋アニメを観ての感想【前編】
最後までちゃんと観たアニメは以下の作品。
・ヴィンランド・サガ
・炎炎ノ消防隊
・歌舞伎町シャーロック
・PSYCHO-PASS サイコパス3
・真・中華一番!
・トクナナ -警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-
・ノー・ガンズ・ライフ
・ハイスコアガールⅡ
・バビロン
・BEASTARS
・Fairy gone フェアリーゴーン
・魔入りました!入間くん
(50音順)
はじめに
※個人的ランク順になってます。
※内容に関することも書くのでネタバレ注意です。
※あくまで個人の感想です。
12. トクナナ -警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課-
キャラクター原案が「PEACE MAKER 鐵」の黒乃奈々絵さんだったんで見ました。
ちゃんと最後まで見たんですけど、あんまり記憶に残っていません。
11. Fairy gone フェアリーゴーン
前期を見てたので今回も見たんですが、うーむ。
終盤になるまでこのストーリーの根幹となる問題というか敵がよく分からず、最後になるまで結局何と戦っているのか分からなかったです。
あと首相があっさり殺されたり、列車は襲撃されるし、レイドーンは危ないからやめろ言ってんのに式に参加するために移動して案の定襲撃されて捕まっちゃうし、国という組織としてこんなんでいいのかというのが気になっちゃいました。
9. 真・中華一番!
昔見てましたよ、中華一番。
もっとも私が見てたのはOPの回想シーンまでですが。
中華一番と言えばぶっとんだ食レポですよね。
特に期待せず、懐かしいという気持ちで見ましたが普通に面白かったです。
神聖な調理器具でバトって何やってるんだこの人たちは。
8. ノー・ガンズ・ライフ
原作は未読です。
最初キザ度が強めで、このままこのテイストのままだったらどうしようかと思いましたが銀魂万屋スタイルになってからはそれが和らいだのでよかったです。
キザ度を和らげる要素として女性耐性がないというギャップがありますがもっと何か欲しい。
最後は特に物語に区切りを付けることなく思い切った終わり方したなぁと思ったんですが、これ2期目に続くんですね。
あれで終わりじゃなくてよかったです。
OPの浅井健一とEDのDATSの曲が良かったです。
DATSは名前はなんとなく知ってましたが今回初めてちゃんと聴いたかも。
ED曲の「Game Over」はかなり好きです。
7. 歌舞伎町シャーロック
Production I.Gのオリジナルアニメ作品です。
架空の歌舞伎町が舞台です。
スラムと繁華街が同居して街は探偵メンバー含め人種が入り乱れ、事件の始まりはオカマバー、さらにシャーロックは落語で推理するというカオスな雰囲気が十分伝わりました。
なのにめちゃくちゃそうで変に取っ散らかっておらず、不思議にまとまってるのがすごいです。
このカオスな感じやシャーロックの推理のルーティンは少し「さらざんまい」を思い出しましたがそこまで置いてけぼりにはなりません。
2クールあるので物語は続いてます。
ハドソン夫人はなんでヒゲ剃らないんだろう。
後編へとつづく
【マンガ】雑感 12月
遅くなりましたが、12月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
■12月のNo.1は2つ
愚者の星(1) / 遠藤浩輝
数世紀にわたり惑星連邦から見捨てられていた植民星スラースで、貴重な鉱物資源が発見された。再び大量の移民と開発の波が押し寄せる一方、差別を受けた原住スラース人達の間で独立運動が拡大。遂に新国家の建国を宣言するに至る。戦争の危機が迫るなか、スラース人と地球人との混血の少年シンタは家族を独立派に殺され、復讐の闘いに身を投じる… 『EDEN』×『オールラウンダー廻』遠藤浩輝の集大成:SF格闘戦記、開幕!!
おもしろかったです。
前作の「ソフトメタル・ヴァンパイア」の時も思いましたが、世界観や設定がすごいです。
架空の武器や人種、軍艦とその原動力だったり細部まで設定がしっかりしていて、ないのに本当にある世界のようで違和感を感じません。
よくこんなの考えられるなぁと感心します。
さらに世界情勢や社会の縮図がどこか現実世界とリンクするんですよね。
差別の対象となっているスラース人には身体的特徴として手から肘あたりまで傷なのか模様?が入っていてそのことでいじめられたりするのですが、この特徴が人が直感的に嫌がりそうで絶妙だなと思っていて、作中では“爛れ手”と呼ばれて差別されています。
たぶんあの武器を扱えるスラース人ということでそういう特徴にしたんだとは思いますが。
改めて頭良くないと描けないマンガだと思いました。
前作は元素で戦っていましたからね。勉強になりました。
続き楽しみです。
北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし(1-3) / 作画:白樺鹿夜 原作:江本マシメサ
辺境にして極寒の地を治める伯爵・リツハルドと、「紅蓮の鷲」の異名を持つ元軍人・ジークリンデ。
リツハルドの一目惚れから始まった二人の共同生活は…1年間の「お試し婚」!?
トナカイを狩り、木の実を摘み、伝統工芸品を作り…
慎ましくも穏やかな雪国暮らしを経て、二人は果たして、本当の夫婦になれるのか…。
「第3回なろうコン大賞」金賞受賞の人気作をコミカライズ!
何気に好きなスローライフ系マンガ。しかもこのマンガはかなり好みです。
雪国での生活の模様が中心です。
そんな中で些細な出来事があったりしながら二人で夫婦になるために暮らしていきます。
個人的にリツみたいなやさ男が好きなんですよね。
それにリツは働き者のやさ男なんです。完璧。
雪国という厳しい環境でやることもたくさんありますが、そんな生活に誇りを持っていて生き生きと仕事を教えている様がステキです。
でも都会のお嬢さまには合わなくて婚約を何度も失敗したためジークに対してもかなり気を使うのですが、そういうやさしいところもいいですね。
他のお嬢さまたちとは一味違う元軍人のジークはその環境を受け入れて、お試し夫婦ではあるのですが関係はとても良好で、お互い何気にいい歳しているのにピュアで不器用なのがかわいらしくてほのぼのします。
私はこのマンガを年末に見て、二人が働く様を見習って自分も家事を面倒くさがっている場合じゃないと年末大掃除がんばりました。
そういう意味でではないですが、出会えて良かったマンガです。
■12月の気になるコミック表紙
14歳の限界と、残された時間を前に出来る限りの事をしようとする彼方と和樹。
中学2年の冬休み、なりふり構わず長井・翔太・葵に協力を仰いで全力で過ごす第10巻!
夕暮れから夜になる狭間の雰囲気が出ててキレイです。
今後離れ離れになる二人の切なさも感じさせるようなステキなイラストです。
「14歳の恋」は二人の表紙シリーズで続いてて、読むきっかけとなった8巻の表紙も好きです。
■まだまだ増える
B級ランク戦最終戦が迫る中、「おまえは人を撃てる」と言うヒュースの言葉に、千佳は激しく動揺する。一方、弓場隊対策の為に修と遊真は、緑川からある人物を紹介されて…? 果たして玉狛第2が採る戦術とは!?
登場人物が多いワールドトリガーですが、21巻でさらに増えます。
弓場隊という名前は前から出てたので、まだ頭に入りやすいかな。
というか生駒隊の隊長の生駒さんがやっぱり最高です。
今回のでさらに大好きになりました。
鼻音の話と「海、モテモテじゃなかった。了解。」のくだりが笑っちゃいました。
ふざけてる(本人はその気なし)のに強いのがふざけてますね。
■1巻よりも2巻
水は海に向かって流れる(2) / 田島列島
(略)
「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」 10年前、父が榊さんの母とW不倫の関係にあった。事実を知った直達はどうすべきか悩むが、一方の榊さんは余計な波風が立つことを嫌い何もなかったことにしたいと望む。事情を知るのは同級生の泉谷さんと同居人の教授、ニゲミチ先生、そして直達の父。静かな緊張感の中で共同生活を送る直達と榊さんの二人は次第に10年前の事件、そして今の自分に向き合い始める。
1巻の時よりも2巻、と自分にハマっている気がします。
基本大人たちがおちゃらけているんですが、その繰り広げられる小ボケたちが徐々にクセになりました。
そのおかげでストーリーが重たくならずにクスっと笑いながら気楽に読めます。
でも逆にその大人たちのおちゃらけが辛いことを誤魔化そうとするためにも感じました。
女芸人がかわいくキメ顔するのが恥ずかしくて変顔してしまうみたいな。
少し違うかもしれませんが理屈は同じかなと。
たぶん作者の田島さんの作風でそんな深い意味はないとは思うんですが、榊さんを見ているとそういう風に感じてしまいました。
■封印
きみと青い春のはじまり(1) / アサダニッキ
入学式以来、友達0(ゼロ)で誰とも話さず静かに過ごしてきたぼっち女子・末広しろ。ある日クラス一の人気者・高砂に罰ゲームで告白され一気にクラス中の注目の的に! すぐに飽きると思っていたけれど、高砂は意外と真剣に向き合ってくれて…。まさかの青春スタート!?
基本ギャグ要素が強いアサダニッキさんですが、この作品は真面目に少女マンガしていました。
というか働きますねー、アサダさん。
先月も新作出てたのに。
■続きはまた今度
マギ(1-20) / 大高忍
砂漠を旅する少年アラジンが、とあるオアシス都市で出会った2人の女性ライラとサアサ。2人は、野菜や果物を行商するキャラバンの仲間で、ライラにとってサアサは砂漠で行き倒れていたところを助けてくれた大事な友だちでもあった。だが、ライラは元・盗賊団の一味であり、思わぬことからそれがバレて、キャラバンから追放されてしまう。1人取り残されたライラに、アラジンは…?(第1話)
アニメにもなっていた「マギ」をマンガワンをきっかけに今更読み始めました。
きっと今が私にとってのタイミングだったんでしょう。
さすが人気作品だけあって面白かったです。
ただ全37巻という長編なので、とりあえず20巻まで。
続きは少しづつ集めます。
■確かに流行ってはいるけども
エイラと外つ国の王(1) / びっけ
政略結婚のためロートフェルゼに嫁ぐことになったエイラは麗しき王子・アロルドに会えるのを心待ちにしていた。だが、その国に嫁いだ者は誰も戻ってこないという恐ろしい噂があって…!?
吸血鬼の一族に嫁入りした美しき姫の大河ダークファンタジー!!
「王国の子」「極彩の家」のびっけさんの最新作。
最後の展開はさすがに仰天しました。
確かに流行ってはいるけども!!
これって今後はそっち方面で行くということでしょうか。
それともたまに戻ったりを繰り返すんですかね。
■今月の異世界恋愛マンガ
にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者(1) / 原作:香月航 漫画:アズマミドリ
行儀見習いとして王宮へあがったのに、気づけばお掃除女中になっていた貧乏伯爵家の令嬢リネット。彼女は、女を寄せ付けないと評判の王太子殿下アイザックが通りがかった朝も、いつものように掃除をしていたのだけれど……。彼が落とした書類を届けたことで、大変なことに巻き込まれてしまって!?
殿下に近付く女性はもれなく倒れちゃうって、どういうことですか!
それに、触れても平気だったからってだけで、婚約者として雇うなんて本気なの!?
一迅社文庫アイリスの大人気作、ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディをコミカライズ!
最近どハマりしている異世界マンガ。
他の作品とかぶらないようによくいろいろと設定を考えるなぁといつも感心しているんですが、このマンガは王太子の近くにいる女性は倒れてしまい母親はもちろん女性に近づけないというこれまたすごい設定になっています。
作中ではそれを体質と表現されていてどんな体質やねん!とツッコミたくなりますが、それが異世界マンガの醍醐味でもあります。
(もちろんその体質には何か秘密がありそうですが)
最初は女性に慣れていなくて物珍しくリネットを扱っていたのが、徐々にリネットが近くにいないと不安になって夢中になっていくのがいいですね。
■これが本当の喪女
ブスに花束を。(7) / 作楽ロク
陽介から「好きだ」と告白されたものの、花は素直に受けとめきれず…。
この恋、ほんとに成就できるの?
そして、降って湧いたダブルデートの行方は!?
さえない地味女子とイケメンor人気者男子が恋仲になるというサクセスラブストーリーというのがよくありますが、その主人公の女子が全く地味ではなく普通にかわいいやん(冷)というのはあるあるだと思います。
でもこのマンガの主人公花ちゃんはガチです。
もっとかわいく描いてあげても・・・と気を使いたくなるぐらいです。
というか今までのマンガがかわいく主人公を描いていた理由が分かりました。
確かにテンション上がらん。
でもそんな花ちゃんもついに・・・!
マジか、上野くん!
■余談
「黒執事」のローマ数字が読めなくて困っています。
【マンガ】雑感 11月
11月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
■11月のNo.1
消えた初恋(1) / 原作:ひねくり渡 作画:アルコ
「青木…そんなに俺のことを──…」
青木は、隣の席の橋下さんに片想い中。しかし橋下さんの消しゴムを借りたら、同じクラスの男子・井田の名前が…(涙)。しかも、その消しゴムを持っている所を井田に見られてしまい…まさかの勘違いを!?
ちょっとおバカで、最高に一生懸命な初恋ものがたり、始まります。
別冊マーガレットからついにボーイズラブ要素が入ってきました。
そのボーイズラブ要素が少女マンガ雑誌発らしい設定とストーリーなのがとても良いです。
ちゃんと少女マンガの要素も出てて◎です。
作画は「俺物語!」のアルコさんが担当しています。
青木がおバカだけど素直で一生懸命で、そんなところがアルコさんの作画でとても魅力的に描かれていて、かわいいし好感大です。
ただのBLマンガならどうせくっつくんだろうなと予想できますが、このマンガはどんなオチに着地するのか、それに至るまでの過程をどう描くのか。
予想できないのが楽しくてワクワクしますね。
恋の行方も気になりますし、勘違いから始まった恋というのが障害になりそうです。
これがバレた時に・・・とか、なにかありそうです。
妄想が止まりません。楽しい。
■なんじゃこりゃあああ
夏目イサク全集(1) / 夏目イサク
3ヵ月連続刊行第1弾! コミックス「ダッシュ!」「ノーカラー」を完全収録。
さらに全カップリングのその後を描いた、描き下ろしつき!!
本が分厚くて思わずジーパン刑事並みに声に出ちゃいましたよ。
これ、夏目イサクさんじゃなきゃ買ってねえ。
そのくらい今年は夏目イサクさんにハマったという証拠です。
あと2ヶ月がんばります。
■脇役の魅力
捕龍船「クィン・ザザ」号は、活気あふれる交易都市・マユーロにやって来た! そこでミカは“屠龍船”の乗組員・クルガに遭遇する。屠龍船は、クィン・ザザとはまったく違ったやり方で、龍を「徹底的に」狩るという。ミカとクルガ――龍に対し異なる哲学を持った2人が出会い、物語は大きく動く!
空に魅せられた人々が織りなす冒険活劇、第7巻!
脇役が魅力的なマンガはおもしろいマンガです。
7巻はクィン・ザザ号の仲間たちが主役になっています。
これがまたいい。
ストーリーもいいんですが、特にフェイ!!リーさん!!
何その表情たまらん・・・。
見た人なら分かるでしょう。
■コミックカバーから力が入ってる
大ダーク(1) / 林田球
宇宙というどこまでも広がる黒い暗闇のどこかで、
血だらけで漂う一人の男がいた。彼の名はザハ=サンコ、14歳。
その骨は「どんな願いも叶える」と言われ、
特別な力を宿す「闇の皮」、「闇のニーモツ」を持つサンコは、
全宇宙人からその身を狙われる身であった。相棒の「闇のニーモツ」・アバキアンと共に、
宇宙をまたにかけるサンコは、今日も襲い来る
宇宙人共を、片っ端からブッ殺す!!
2020年1月からアニメも始まる「ドロヘドロ」の林田球さんの最新作です。
「ドロヘドロ」、ぶっ飛んでておもろかったですよねー。
そして今回の「大ダーク」、林田さんの作風だから仕方ないのですが最初の印象は「あれ、これドロヘドロと繋がってる?」と思っちゃうくらい「ドロヘドロ」感が強かったです。
でももちろん関係ないお話で、「大ダーク」もおもしろかったです。
11月は気になるコミック表紙を選ばなかったですが、この「大ダーク」はコミックカバーに力が入ってます。
透明カバーに絵がプリントされてて、背景はいつもは隠れる本体の色が透けて見える仕様になっています。
その透明カバーを外すとさらに仕掛けがあって、金かかってそーという印象です。
そのくらいこの作品を小学館は推しているという意思表示にも見えました。
■映画の良さを引き継ぐ
サトラレ~嘘つきたちの憂鬱~(4) / 原作:佐藤マコト 漫画:伊鳴優子
頭の中で考えたことが、周囲に勝手に伝わってしまう奇病・サトラレ。女子高生サトラレ・海崎千景は、友人・吉田の様子がおかしいことが気になっていた。遊びに誘っても断られることが増え、携帯を確認する回数も多い。「彼女ができた」と疑う千景は、吉田を尾行して真実を知ろうとするがーー。対策委員のリーダーである吉田の「秘密」が明らかになる、衝撃と切なさの最終巻!女子高生サトラレと未成年対策委員達の友情の行方はーー。
完結しました。
映画のエッセンスがちゃんと引き継がれて、映画の最後を思い出すような感動がありました。
うるっときちゃいました。
考えてることが伝わるって最悪でしかないのに、考えてることが伝わるからこそ出来る感動に見事変換されていました。
映画はもう18年前になるんですね。懐かしい。
■まさかの完!?
はないろの春 / 芝生かや
誰しもが持っている心の奥に大事にしまったきらきらの宝物――。
高校に入学した光留はクラスで浮いている冷たい男子・漆川のことが気になっている。
妹思いのやさしい一面のある彼を放っておけない彼女だけれど、拒絶されてしまい…。
それでも踏み出した光留の一歩が2人の心の距離を縮めていく…!!
そっと寄り添う、ほっこり温かな青春物語。
続き出たら買おうと思ったのに、まさかの完結?
これ続くだろうと思うくらい中途半端な終わり方だったので最初は気づきませんでしたが、あとがきの「またどこかで会いましょう」という言葉でもしやと気づきました。
確かに表紙に巻数書いてない・・・!
調べたら作者がツイッターでコミックスの売り上げ次第で続きが描けるどうかと書いてました。
マジか。
■欲望とピュアのコントラスト
あの鐘を鳴らすのは少なくともおまえじゃない(1) / アサダニッキ
西目先生に憧れているチカの恋路は、なぜかトラップだらけ!! 罠の主は意外なあの優等生・猪乃原愛矢で……!?
燃やせ、この想い!! 蹴落とせ、恋の宿敵!! 火花散るガールズ・ラブ・デュエル、開幕!!
大好きなアサダニッキさんの最新作。
安定のおもしろさです。
強力なライバルが現れて身を引くんではなくて、どんな手を使ってもライバルを蹴落としてやろうという気持ちに忠実な二人に気持ち良さを感じます。
「きれいごと言ってんじゃねー!」ってね。
それとは対照的なピュアな一色くんとのコントラストが良いです。
私は一色くんを応援しています。
それにしても先生は悪い男ですよ。
生徒会長まで(以下略)
■ようやく続刊
Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々(2) / ヨネダコウ
リーの保険調査員・夜明至(よあけいたる)、バツイチやもめの38歳。持ち込まれるのはやっかいな依頼ばかり。そんな夜明のもとに舞い込んだのは、撮影中の火災事故で亡くなった人気映画監督・皆川賢吾の保険調査依頼。感情が“色”で見える居候少年・玄(くろ)を伴い調査を進めるが、次第に皆川を取り巻く映画業界の複雑な人間関係が浮かび上がってくる。「事故」か「自殺」か「殺人」か――夜明が導き出す真実とは? 希代のストーリーテラー・ヨネダコウが描く話題沸騰の新感覚ミステリー第2巻!
待ってました、2巻です。
死の原因を探るミステリー要素とそれに関わる人間模様、さらに色気あるヨネダさんの絵と大好物しかありません。
少し夜明の過去が出てきました。
それでもまだ核心をつくような過去は明らかになっていませんし、玄のことも気になります。
まだまだ長くなりそうなので、この作品を語るのはまだ早いですね。
■ついに!!
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(3) / 豊田悠
30歳童貞、気になるイケメンと同居生活はじめます。
30歳童貞で「触れた人の心が読める」魔法使いの安達は、自分に恋する同期のイケメン・黒沢へ、ついに恋愛経験がないというコンプレックスを打ち明けた。「好きな人の初めてを全部貰えるなんて、俺だったら嬉しい」そう答えた黒沢の誠実さに、安達は彼への気持ちを自覚して…?そんな中、黒沢とルームシェアすることが決まり…!?「2019年書店員が選んだおすすめコミックBL部門 1位」など数々の賞を獲得した話題作、第3巻!(以下略)
皆まで言いません。
これは今後の展開が楽しみになってきました。
デートとか日常にどう変化があるのかワクワクです。
黒沢、がんばれよ!
■大詰め?
グレンの名を口にしたことから、仁科の前世を疑う大友。
その疑惑は伝播し、七浦(コットン)の記憶を呼び起こす。
記憶の中で、コットンは“ある人物”を刺しており…!?
混じりあう真実と虚妄を、皆見たちは見極められるのか――!
これでもう言い逃れ出来なくなりました。
みんな今後どう接していくんでしょう。
そもそもルカの目的って何なんだ?
どうしたいんでしょうか。
今のところ、ベロニカよりユージン王子の方が禁術魔法にとって最重要人物に思います。
でもたぶん物語はベロニカが最重要人物になると思うんです。
ベロニカにはさらに何かしらの秘密か新事実が出てきそう。
■なんかもったいない
僕たちは運命に嫌われている / KINACO
高校2年の八尾のバースはβだった。しかしある日、同じ陸上部のライバルでαの九條と一緒にいる時に突然、発情期を起こしてしまう。突然変異のΩとしての人生が始まった八尾は、不安定なヒートを九條とセックスをしてやり過ごしていた。Ωになっても変わらない態度で接する九條に惹かれる八尾。しかし八尾が好きになった人には、運命の相手がいたーー。
バースに弄ばれる高校生たちの純愛ストーリー。
なかなか良い展開かもと思っていただけに最後はなんかもったいなかったです。
話もっと広がりそうだったのに。
1巻で収めないとダメだったなら仕方ないか。
■余談
いつもながらもう1年が終わろうとしています。
目標どおり、個人的マンガ大賞をできるようにいろいろ考えてます。
【マンガ】雑感 10月
10月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
諸事情(金欠)のため少なめです。
すべてではないですが簡単に感想を。
■10月のNo.1
魔入りました!入間くん(1-13) / 西修
両親の私欲で悪魔に売られた不憫な少年・入間くん。孫のいない悪魔に溺愛されて悪魔の学校に通うことになり!?
悪魔たちと楽しく(?)過ごす魔界学園ファンタジー!!
絶賛アニメ放映中です。
きっかけはLINEマンガでした。
最初何話か読んでおもしろいと思ったら止めてコミックス買う派です。
これといって普通の少年マンガなんですけどおもしろいです。
笑えますし、悪魔だから人間感性とはズレてますが仁義に厚くおちゃめで誇り高い悪魔たちが見てて楽しいです。
特にアズくんの忠誠心とアメリの乙女っぷりがとってもかわいくて好きです。
物語が進むにつれアズくんが入間離れさせられていてかわいそうでしたw
今後少年マンガにありがちなバトルメインのマンガにはならないで欲しいな。
好きなシーンは入間が悪周期にさせられた7巻の巻末4コマで、サリバンが恐る恐る写真を頼むと面倒くさがりながらも写真撮ってくれる入間です。
カッコいいw
サリバンも惚れてましたね。
■10月の気になるコミック表紙
BLACK BABYLON -ブラック・バビロン-(1) / 日野杏寿
装飾が好きです。
1920年代の上海という時代の雰囲気が出てて良いです。
内容はノーコメントで。
虫かぶり姫(2)/ 原作:由唯 作画:喜久田ゆい
相変わらず透明感のあるカラーがキレイですね。
今回は青×パープル。
この表紙のイラストも好きなんですが、中に入ってる青紺×黄のイラストも好きです。
■ハルタっぽい
極東事変(1) / 大上明久利
同胞を殺せーー生き残るために!
1945年9月、東京。焼け野原になった街の裏側で、ある戦後処理が行われていた。
731部隊による人間兵器、その残党の殲滅である。不死身の少女兵士・砕花(さいか)は、生きて自由を得るため、
死神と恐れられた衛生兵・近衛勘九郎(このえ・かんくろう)を部下に、
同胞殺しの任に就く。
ハルタは雑誌読んだことないですし、マンガもそんな持ってるわけではないですが、なんかハルタと言われて納得です。
なんかハルタっぽい。
そのぐらいハルタの色がしっかりしているということでしょうか。
戦争の兵器として改造されたのに終われば処分されるという理不尽さは某マンガを思い出しましたが、砕花の行動目的はそれとは違います。
731部隊の裏で動いている幹部がいたり、衛生兵なのに銃の扱いをよく知り死神と恐れられた勘九郎の過去が気になります。
というか勘九郎のお人好しなキャラクターが気に入ってます。しかも強い。
表紙も映画のポスターみたいで好きです。
■死の概念
不死の猟犬(1-6) / 八十八良
両手にライフル――少女は躊躇なく人を撃つ。
その世界では、人間は死なない。撃たれても刺されても数秒後にはケロリと生き返る。かつて「死ぬ」生き物だった人間たちは今、死の恐怖から解き放たれて暮らしていた。ところがある時を境に異変が起きる。RDSという病にかかった者は、生き返る事ができなくなってしまうのだ。なぜ突然? 自然淘汰か? 何者かの陰謀か? RDSで最愛の妹を失った男・剣崎は謎を追い、そしてひとりの少女と出遭う……!
『ウワガキ』の作者・八十八良、最新作は“生と死をめぐるスプラッター・ガン・アクション”! 容赦ない銃撃戦と舞い散る血しぶきに震撼必至!!
死なない世界で死ぬ方法は寿命を迎えるか、RDSにかかるかのみ。
どんだけ酷い状態になっても息絶えた瞬間飛び散った血もまるでなかったのように元に戻ります。
そんな世界で暮らしている人たちは死に対しての恐怖が全くありません。
病気をしても一回死んで治しちゃいます。
たられば世界で、もし死がなかったらこうなりそうというのがリアルでした。
ただ一部、復活をしないベクターという存在がいて、ベクターの秘密やRDSとの関わり、ベクターを逃す逃し屋の目的など謎が気になって、“スプラッター・ガン・アクション”なのでそんな繊細なマンガではありませんがなかなかおもしろかったです。
不死の稜線(1-3) / 八十八良
不死の猟犬から続くシリーズになります。
今度はベクター目線で物語が進みます。
死があるベクターと死がない人たちの考えの違いなど興味深かったです。
最後のオチはなんともいえない気持ちになりました。
ここからまた「不死の猟犬」に戻って最終章に入るみたいです。
風間リンのしていることは矛盾しています。
ホントどうしたいんでしょうかね。
■たぬきの婚活
ラブ・ミー・ぽんぽこ!(1) / 赤瓦もどむ
種の生き残りを懸けて、人間の雄(オトコ)と番うために山からやってきた化けだぬき・ぽんこ(♀)。
より良い雄(オトコ)と結婚するため、セレブ~な学校に入学したが、たぬき姿の時にとある双子に拾われてしまう!
その双子とはセレブ~な学校でも一目置かれる二ノ宮兄弟!
化けだぬきであることもすぐにばれてしまうが、ある条件のもと、ぽんこの婚活を手伝ってくれることになり…!?
サバイバル婚活ラブコメ、笑撃の第1巻!
そのまんま、たぬきの婚活です。
たぬきと人間の種族の違いはどうなるかとか難しいことはいらないんです。
人間姿にゾッコンの二ノ宮・兄とたぬき姿にゾッコンの二ノ宮・弟に挟まれて笑えます。
BLで何故か同類が集まる法則と同じように、このマンガも周りが動物だらけだった感が匂ってきてて期待してます。
■青春×タイムパラドックス
まぼろしまたね(1) / 糸なつみ
止めなきゃ。幼馴染が殺されるのを――。
社芽出子、中学2年生。9歳の時のある出来事をきっかけに、幼馴染の十川穂積と疎遠になってしまった。もやもやした気持ちを抱えつつ、一歩踏み出せない芽出子。ある日そんな彼女の前に、穂積そっくりの不思議な少年が現れる。彼はまぼろし? それとも……。「彼を14歳のまま終わらせない」――幼馴染の未来を変えるために走り出す、眩しくて切ない青春×タイムパラドックスストーリー!
とても良かったです。
穂積がどんどん堕ちていく様がせつなくて。。
最初は物憂げだけどまだそんなにグレてない普通の子なのがとてもリアルでした。
それが徐々にゆっくりと悪い方向に行く進んでいくのがもどかしかったです。
しかも今後は最後に知る最悪な結末を知りながらと思うとさらにそう感じそうです。
続き気になります。
■続刊ぞくぞく
転生魔女は破滅を告げる(3)/ 原作:柚原テイル 作画:sora
引き続きハマっている転生もの。
毎日FLOS COMICでいろんな転生ものを見ているのですが、転生ものが量産されているためか良いものもあれば児童書レベルの出来のもあったり様々で、今はそれ込みで楽しんでいます。
そんな中でこのマンガはさすが某有名雑誌で今も連載をしている漫画家だけあって、見終わった感想がこれ普通に雑誌で連載されてそうなちゃんとしたマンガだという感想でした。
これ○a○aのマンガか?
天国大魔境(3)/ 石黒正数
気になる新事実と終わり方でした。
謎もまだまだ気になるし、あの施設とマルとの関連って何なんだろう。
こういうのめっちゃ好きです。
男子の悩みもあって当然。そりゃそうだ。
日に流れて橋に行く(3) / 日高ショーコ
いやーおもしろい!!
落ちこぼれ呉服店からのし上がっていくための過程が気持ちいいです。
たぶん虎三郎がそういうキャラクターというのも大きいと思います。
時子が店に認められていくのも良いです。
■余談
今マンガはアプリで管理していますが、そろそろエクセルを使ってガチのマンガ管理化を狙っています。