【マンガ】雑感2020 6月
6月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
6月のNo.1
中央ユーラシアに暮らす、遊牧民と定住民の昼と夜。
12歳のカルルクの元に20歳のアミルが嫁ぐところから物語が始まる。
19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域が舞台だそうです。（Wikiより）
簡単に言えばそれぞれの家庭の婚活物語。
子供を立派に嫁がせるための親の苦労や本人たちの結婚への奮闘、家庭生活が面白おかしく描かれてて笑ってしまった。
10代前半で結婚したり、親が勝手に結婚相手を見つけてくることは不幸に思えるけど、それはこっちの勝手な価値観であって、捉え方を変えれば恋愛結婚じゃなくても十分幸せなことと思えた。
ただこのマンガのようにすべてがうまくいくわけではないけど。
お気に入りは双子姉妹のライラとレイリのお話。
もうめっちゃわがまま。
なのに夫になるサームとサーミは10代なのに考えが達観しててあんたら本当に偉いよ。
あとはパリヤさん、がんばれ！
絶対にウマルを逃しちゃいかん。
文化の違いも興味深かった。
町中が親戚みたいに助け合ったり祝い事は知らない人でも招待したり、恩義を大切にする文化はとても魅力的に感じたがその代わり裏切りに対しての執着心や気高さに恐ろしさを感じる。
私は早く成長したカルルクとアミルの次の物語が見たい。
ランク戦ROUND8、ヒュースはライバルに囲まれ、深刻なダメージを受ける。勝負の鍵は、千佳が人を撃てるかどうかと、対・二宮の戦略にかかる。玉狛第2の近界遠征が懸かったB級ランク戦上位最終戦、決着!!
この結末は胸熱すぎる。
自分もまったく予測できなかった。
ハラハラドキドキする物語構成にも天晴れ。
とりあえず多くの人に見て欲しい。
気になるコミック表紙
オールドファッションカップケーキ / 佐岸左岸
寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、
それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、
そんな野末が気になる。ひょんなことから、
女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ？」が募っていく野末だが…！？
イラストの雰囲気と赤いタイトルロゴの組み合わせが良い。
アラフォーと年下部下との年の差BL。
このアラフォーの野末さんが乙女みたいだなというのが一番の感想。
BARBARITIES（1-2） / 鈴木ツタ
昔々のどこか遠い異国。国の宝である司法卿に届いた脅迫状への対応策として、アダム子爵が警護に任命された。だがこの子爵、老若男女の全てを虜にしてしまうようなとんでもない色男。その色男が司法卿の甥である超堅物のジョエルに本気の恋をしたから大変なことに…!? 真逆な二人のハラハラする恋の駆け引きを中心に、他国の次期国王と従者達の気になる面々も携えて、話題の異国ロマンが遂に登場。
シンプルだけど良い。
人や文字の配置がいいのかなぁ。
背景も絶妙で好き。
内容はまだまだこれからという感じ。
でもその今後の展開がとても楽しみに思えるお話だった。
注目の初見マンガ
ここからはオフレコで / 早寝電灯
「あんたってさ、よく見るときれいな顔してる。女装とか似合いそ」
インタビュアーの嶺人は、誰にも言えない秘密を抱えている。それは、夜クラブへ女装して出かける事。しかしある夜、女装姿で仕事相手の大人気アイドル「ストロボ☆ライツ」の王子様担当・塁に出会ってしまった――うえに、翌朝、裸で同じベッド!? 表の顔は王子様だが、本人はガサツで遅刻魔の塁。取材の度に嶺人の地雷を踏みぬくようなちょっかいをかけてくる男だ。そんな相手に秘密を知られてしまった――慌てて服をかき集め部屋を後にしたが、その日を境に何故か塁が彼氏面をしてくるようになって…!?
とてもいいお話でした。
テーマが良かった。
誰にも言えない一面や仕事で使い分けるオン/オフだったり、二面性について表も裏も両方が紛れもなく本当の自分で、それをインタビューしたりされたりしながら本心に触れあっていくお話。
自分も仕事中とプライベートでキャラが全然違ってて、でも両方別に嘘の自分ではないんですよね。
でも仕事しやすいようにプライベートの一面はあまり知られたくない。
早寝さんは一度2〜3巻ぐらいのボリュームで丁寧に物語を描いたらどうなるか見てみたい。
1巻完結だとどうしても展開を無理に進めないといけないから。
メイド・イン・クライシス / 上田にく
天涯孤独の光は、闇オークションで富豪一家の嫡男・辛島瑛士に落札された。金に物を言わせ無体をされると思いきや、光の仕事は辛島家の次男・理仁の世話係だった（女装メイド姿で）！理仁と過ごすうちに、居心地の良さを感じはじめていた光だったが、光には理仁や瑛士には言えないとある目的があり…。
孤独な想いを抱える２人のステップアップ・ラブコメディ♡
ゆるいラブコメで、光と理仁の二人ともどこか抜けてて頼りなさそうなところがかわいかった。
特に光の境遇がみじめで、だけど居場所を見つけるためにがんばってたのもキューンとなってしまう。
光のメイド姿も似合ってたね。
イヤらしい意味ではなく、純粋な意味で言ってる。
十二支色恋草子（1-3）
十二支色恋草子～蜜月の章～（1-3） / 待緒イサミ
神使たちの〝お休み処〟の宮司・正隆は、優しく穏やか（おっとり天然！）な好青年。
そんな彼の元を訪れたのはーー!?
和風ファンタジーラブ♥新書館 | 書籍、コミック 詳細ページ | 十二支色恋草子（1）
新書館 | 書籍、コミック 詳細ページ | 十二支色恋草子～蜜月の章～（1）
このエロ宮司がーーー！！と思いつつ何度も読み返しちゃった。
続刊マンガ
この世とあの世の境には、八百万の神々や彼らに仕える死霊たる神器、妖と呼ばれる魑魅魍魎が棲まい、人の世に係わっている。いたいけな女子中学生・壱岐ひよりが道ばたで出会ったのは、住所不定無職・自称「神」なジャージのひと。ガサツで気分屋でヘタレ、ろくに祈願も聞いてくれないが、誰も知る人のないこの神様、一つだけ能があった。此岸と彼岸とその狭間――世の有象無象すべてを、ぶった斬ること!!
「世界は美しく、守るに値するものだ」と、誰かこいつに言ってやれよ。／妖へと堕ちゆく雪音を取り込もうとする術師。禁忌を破り、導きゆく先は…!? ついに明かされる、「雪音」の生と死──
見るのがつらい。。雪音がどんどん堕ちていく。
これに関しては夜トが悪い。
父様のことよりまず先に早く雪音を救って欲しい。
ラブ・ミー・ぽんぽこ！（3） / 赤瓦もどむ
イケメン双子を欺きながら、人間の雄との婚活に励む化けだぬき・ぽんこ(♀)。
兄・一に首輪をつけられたことが嫌で、家出したぽんこ。
お腹が減ったので帰ろうと即座に心変わりするが、色々あって帰れなくなってしまう。
見知らぬ土地で出会ったのは、イケメンの化け狸…!?
文字通り、笑って泣ける 化けだぬきの四角関係(？)婚活ラブコメ、第３巻!!
このマンガ、めっちゃおもろい。笑える。
ぽんこの切り替えの早いたくましさが最高です。
来世は他人がいい（4） / 小西明日翔
夏休み到来！ 吉乃は霧島を連れて、地元・大阪へ帰省することに。染井組の面々や翔真と久々の再会を果たす。一方霧島は、吉乃に隠れて元カノ・菜緒に接近中。大阪に着いてきた理由も、その彼女が絡んでいるようで……。大阪の地で、吉乃と霧島の関係は思わぬ方向へ！
はみだし者たちが織りなす、スリルと笑いがつまった極道ラブストーリー第4巻！
相変わらず吉乃のドスが気持ちいい。
とんでもないこと言ってるけど。
一筋縄ではいかない吉乃がかき乱していいね。
この作品は実写ドラマ化したらおもしろそう。
民放は難しいかもだからNetflixあたりどうでしょう。
完 結
青のフラッグ（8） / KAITO
いくつ季節が過ぎてもきっと忘れない──。
桃真は事件後初めて二葉と向き合うことに。一方、太一は突きつけられた答えの出ない悩みに苦しみ、桃真と距離を置く。そんな中、桃真が学校に来なくなり、太一と二葉は…!? 選んだ未来、そしてその先へ──。『青のフラッグ』完結!!
結論、しゃべり場みたいな作品だったなと。
でも作者もあとがきで書いてましたが解決するために話そうよということを意識して描いてたみたいですね。
自分はしゃべり場みたいな場は嫌いじゃない。
理解できるかどうかは別としていろんな考えがあるんだと知って折り合いつけていくことは大切だと思うから。
トーマの恋の相手を最初は明かさないつもりだったけど明かす展開になってバズったのが複雑だったとあったが、自分は明かす展開でよかったと思う。
太一にどういう変化があってああいう結末になったか分からないけど、学生時代の大恋愛が必ず続くわけではないというのはリアルだなと思った。
一つ疑問はトーマが頑なに進学を嫌がった理由。
重要な要素のように描かれてたから意味あるものなのかと思ったけど関係なかったのか？
私の正しいお兄ちゃん（4） / モリエサトシ
瀕死の海利を救い、やがて二人は再び一緒に生きてゆくことを誓うのだが、立ちはだかる社会の壁に絶望する。自分にとって「兄」とはなんなのか？血の繋がりがすべてなのか？ 苦悩する理世だが心が指し示す一つの答えに行き着く。一方、海利の前に一人の女性が現れて事態は急変。理世と海利が見つけた「正しい」家族の形とは！？ モリエサトシが描く衝撃の純愛ストーリー。ついに完結！！
なんとも言えない気持ちになってしまった。
これを喜ばしいことと言ってしまっていいのか。
それに作者がこれを問題提起として終わったのか、どういうつもりで終わったのか分からないのがまたなんともいえない気持ちになる。
この国の不幸に仕えて（2） / 鷹来タラ
生まれながらに「不幸」。それが第６王子の使命。
国に降りかかる「不幸」をその身で肩代わりする――それが第６王子として生まれたアイザックの呪われた使命だった。城を出るまで、いわれなき暴力や蔑みに晒されてきたアイザックに、ニフロフは執事として、親友として、ささやかであたりまえの幸せを分け与えていく…。そんな中、国では疫病という「不幸」が流行りだしたと噂が流れ…。
まだ続くかと思ったけど早々と終わってしまった。
とんでもない国の王子に生まれてしまったけど今度は幸せになっておくれ。
■雑談
7月からどこもかしこもレジ袋が有料になってしまった。
仕方ないことだからいいんだけど、本はちょっと困る。
自分が買ったエコバッグが網網でスケスケだからだ。
中丸見え。
本用にまたエコバッグを買うか、レジ袋を持ち歩かないと。
あと日本はサービスが過剰だとは思うけど、エコバッグになった途端商品を客が必死に入れてそれをボーッと店員に見られるというのも悲しいね。
