【マンガ】雑感2020 8月
8月に購入したマンガたちです。
絶賛連載中の新刊もあればもうすでに連載終了しているマンガもあります。
すべてではないですが簡単に感想を。
8月のNo.1
バリエガーデン(1-5) / 木々
庭に倒れていた少年・デルタは、目覚めると名前以外の記憶を失っていた。自分が「使い魔」という存在だと言われたデルタは...?
魔法使いシド&リドシリーズ、その後の物語が今、始まる――。
もう世界観が最高。
魔術使いや使い魔などの設定がしっかりしている。
そんな人たちがいる世界を作り上げる衣装や小物たちがまぁステキ。
男性や女性という概念もあいまいで中性的な感じが神秘的だし、好意持った相手が男だとか女だとかそんなことは関係なくそのまま自然に受け入れてるところも良かった。
自分は前作のシド&リドシリーズを知らずに読んだけど、主人公のデルタが記憶喪失でいろいろと教えてもらいながら物語が進むから物語にすんなり入れた。
Syd & Lid【文庫版】(1-5) / 木々
精神科医・トルヴィルのもとにやってきたのはハーフの魔術使いの兄弟シドとリドで…。大人気シリーズ、カバー描き下ろしで文庫化!!
「バリエガーデン」の前作シド&リドシリーズをまとめた文庫版。
後読みだけど「バリエガーデン」の登場人物たちの過去や成り行きを知れてこれはこれで楽しい。
シドはだいぶ丸くなったことが分かるね。
ガレットとの関係性がステキです。
注目の初見マンガ
シャングリラの鳥(1) / 座裏屋蘭丸
ルールは
イかせないこと
挿入しないこと
そして、絶対に恋に堕ちないこと──。
性を謳歌する男娼達の楽園シャングリラに、試情夫として雇われたノンケのアポロ。
しばらくは専属として男娼のフィーに仕込まれることになるが、男の体を愛撫するのは初めて。
どうにもぎこちなくて、奔放なフィーに翻弄されてばかりだった。
だが、彼の思わぬ激情を目の当たりにし……。
まだ序章というような1巻だからお話としてはまだこれからだけど、とても続きが期待できる1巻でした。
「囀る鳥は羽ばたかない」や「ギブン」のように一瞬を切りとった画が美しく映像的で、マンガは静止画の羅列だけど描くときは頭の中では映像として流れているんだろうなと思った。
フィーがアポロに無意識に惹かれているのがよく伝わってくる。
続刊がとても楽しみ。
ゴールデン・デイズ【文庫版】(1-4) / 高尾滋
地震の際に大正時代にタイムスリップしてしまった相馬光也。祖父・慶光の友人である春日仁と出会いがもたらすものは…!? 『マダム・プティ』の高尾滋が贈る大正浪漫ストーリー待望の文庫化!全4巻。
BL色があるストーリーだけど苦手な人もきっと読めるしおもしろかった。
自分が望んだエンディングではなかったけど、これはこれでと受け入れられる。
慶が自ら望んだ結末に出来たということは光也も望めばそういう結末に出来たのかなぁ。
でもあえてしなかったんだろうか。
分からないけど仁の最後の告白を聞いてしまうと切ない。
自転車屋さんの高橋さん(1-2) / 松虫あられ
飯野朋子(はんのともこ)、略してパン子30歳。
上司からのビミョ〜なセクハラや
同僚からの誘いを断れないのが悩み。
近所の自転車屋で働く高橋くんはいつも距離が近いし、
ちょっと強引なところもあるけど…不思議と嫌じゃない。
それどころか、普段は言えない本当の気持ちも
彼にならぜんぶ話せるーー。世話焼き年下ヤンキー×ちょいネガティブなアラサー女子のご近所ラブストーリー!
ところどころ散りばめられたオシャンティ族への皮肉が笑えた。
率直に物を言うヤンキーの高橋くん、ステキですね。
どこで出会えんの?
姫君は騎士団長(1) / 屋丸やす子
ロボロフス王国・王子の近衛騎士団長を務めるクリスティーナは王子の親友であり男として育ってきた。
ある日、王子のレオナードから国の為に婚約者のフリをして欲しいと頼まれ、しぶしぶ了承するが…。
王国最強の騎士のプリンセスライフ開幕。
フロースコミック系の異世界ファンタジーのようなお話で自分はこの設定好き。
桜は君に3度舞う(1) / 炊田鳩子
俺の親友は、1年で3つ歳をとる。1年で3つ歳を取る特別な体質の青年・加藤。生徒として、友人として、彼を見守る折原。広がっていく心と身体のギャップ。それでも彼は見守り続ける――。
基本ほのぼのしているけど勝手に飛び級していく体とそれに追いつかない精神に徐々に意識してくる死の恐怖で、どんな風に物語が進むのか楽しみにしてます。
美しい景色を自分だけのものに…江戸の昔からそんな思いを抱いた人々を魅了してきた「箱庭」。
その中には「もっけの箱庭」と呼ばれるものがあり、庭には「主」が住まうという…やむを得
ない事情から箱庭専門庭師となったれんだが!?草川為が描く植物×あやかしファンタジー!
「年年百暗殺恋歌」と同日に発売された草川為さんの最新作。
草川さん初の青年誌だそうです。
大人向けの作品も描いてたし初だというのはちょっと意外。
肝心なお話はばっちしおもしろかったです。
ハレとモノノケ(上下) / 灼
「ケガレている」不老不死のモノノケだという男・トキに突然そう告げられた高校生・八潮。
八潮についたケガレを落とすという名目で、ふたりの奇妙な同居生活が始まった。
揶揄うような言動ばかりのトキだが、時折見せる孤独に触れ、共に過ごすうち心惹かれていく八潮…
しかし、トキに想い人がいることを知り――。
セックスの描写がなんか官能的だった。
お互いが惹かれる過程はちょっと足りない。
続刊マンガ
ギブン(6) / キヅナツキ
バンドにプロへの誘いが。乗り気な立夏に対し真冬は返事を保留。
同じ頃真冬の幼馴染・柊が立夏を呼び出し……!?
映画近日公開の超話題作最新巻。
早く続き見たい。
上ノ山が由紀の曲を再構築してそれで次は真冬に響かせるだろう展開がすごくいい。
「シャングリラの鳥」でも書いたけど、この作品は読んでると映像として話が飛び込んできて映像作品見てるような気分になる。
D.Gray-man(27) / 星野桂
教団から逃亡するアレンは方舟を発動。神田も巻き込んで降り立った地はアレンの「はじまりの場所」だという…。幼少期のアレンはサーカスで雑用係を務め、そこにはピエロ・マナの姿も。二人の過去の繋がりとは…!?
新刊でるの何年ぶりだ?
いや、出していただけるだけでありがたい。
アレンの過去編待ってました。
完 結
少年の境界(3) / akabeko
夢にまで見た“番”という名の伴侶を得た倫は、大我と幸せな生活を送っていた。しかし倫の身体は以前 過剰摂取していた発情抑制剤の副作用に蝕まれ始める。一方ゆかと薫は学生時代には想像もしなかった未来を描き…?運命に翻弄される大人気オメガバース作品、最終章!
いろいろあったけど最後は2組とも幸せそうでよかったよかった。
10th(3) / 伊鳴優子
好きになってくれてありがとう――
仲良し同級生のタケ・梅子・まっちゃん。幼なじみでもあるタケと梅子は、まっちゃんに恋をするライバルでもあった。しかし、梅子がタケに告白したことにより、これまでの関係から少しずつ変化が生じていく3人。そしてタケも遂に、まっちゃんに自分の気持ちを伝えて――!?同級生3人が紡ぐ、甘く切ない三角関係、ここに完結!
全員が前を向ける良いエンディングだったと思う。
成就することがすべてではない。
■雑談
「自転車屋さんの高橋さん」においしいお酒とおいしいご飯を堪能する場面があります。
そういう作品はよく出会うしテレビでもよく見るし、自分もそんな風においしいご飯にはこのお酒が最高だよねーと通になった気分に憧れてた。
でも最近自分はそれが出来ないと達観しました。
なんか一緒に味わえない。
ご飯ならご飯ばっか集中しちゃうし、お酒ならお酒ばっか飲んでしまう。
情緒なくてなさけないけど仕方ないよね。