人生の糧は人それぞれ

マンガ中心にたんたんと書きます。

2020冬アニメを観ての感想

最後までちゃんと観たアニメは以下の作品。

id:INVADED イド:インヴェイデッド
・映像研には手を出すな!
空挺ドラゴンズ
ドロヘドロ
・pet

(50音順)


はじめに

※個人的ランク順になってます。
※内容に関することも書くのでネタバレ注意です。
※あくまで個人の感想です。




5. pet


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原作は未読です。
監督は私の大好きな夏目友人帳大森貴弘監督。
見所は司の壊れっぷりでしょうか。
あとは精神世界の表現。
わざわざエフェクトの作画監督をつけてるのでとても重要な要素というのが分かります。
作画が途中から崩れてしまったのが残念ですが、映像研観たあとだったので何も言えません。

アニメーション制作:ジェノスタジオ
監督:大森貴弘
シリーズ構成:村井さだゆき





4.空挺ドラゴンズ


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私はこの作品の魅力はジブリみたいな絵だと思っています。
それが3Dアニメで作られるとその魅力が失ってしまうので正直手描きを活かした2Dアニメで制作してほしかったです。
ただ、悔しいですが良い出来でした。
この作品のもう一つの魅力が仲間たちと思っていて、アニメも主人公の影が薄くなるくらい仲間をメインに描かれていました。
あとシリーズ構成も下手に完結させるように作らず、割り切ってエピソードにまとめたのが良かった。
それに脇を固めるベテラン声優さんたちのキャスティングも素晴らしかったです。
ロッコ関智一さん、ヨシの井上和彦さん、ギブスの諏訪部順一さんはイケメンキャラを演じることが多いですがおやっさんみたいな役もすごく合いますね。
櫻井孝宏さんがニコみたいなキャラを演じるのは意外でしたがやっぱりお上手です。
ポリゴン・ピクチュアズの作る3Dはよくも悪くもポリゴン・ピクチュアズ印になってきましたね。
それはどんな作品もすぐにこの会社だと分かる個性でもありますが、どんな作品も絵面がポリゴン・ピクチュアズ印になってしまう。
作品に合わせて絵作りが出来たらこの会社は最強になりそうです。

アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
監督:吉平"Tady"直弘
シリーズ構成・脚本:上江洲 誠





3.映像研には手を出すな!


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原作は1巻のみ持っています。
マンガが発売された当時、話題になったので読んだのですが私は続きませんでした。
ですがアニメはとても楽しかったです。
会話のやりとりがアニメの方が活きたのと、内容もアニメ制作という視覚が重要になる作品なのでやっぱり動いた方が強いと思います。
金森氏は最高でしたね。
何がいいかというと、口だけじゃなくてちゃんと自分が行動して実行するところです。
しかも自分の意見を押し通すのではなく、相手のモチベーションも見極めて柔軟に対処するのがすごい。
完璧すぎる。
自分たちの想像を表現したアニメーションも良かった。
効果音を自分たちでやっているのは風立ちぬ宮崎駿監督へのオマージュなのかなと思いましたがどうもそれは違うみたいです。
浅草みどり役の伊藤沙莉さんは女優さんだったんですね。
とても上手でした。

アニメーション制作:サイエンスSARU
監督:湯浅政明
脚本:木戸雄一郎





2.ドロヘドロ


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原作、大好きです。
空挺ドラゴンズとは逆に原作に合わせた絵作りをしたアニメでした。
たぶん手描きと3Dをうまく混ぜて作られていますよね。
完全にCG感は消せないですがあまり感じさせないようにうまく作っているなぁと感心しました。
そしてドロヘドロらしいカオスもよく表現されて、最近グロテスクな表現は隠されていたりしますがそれはこの作品の個性でもあるので堂々と作られていて、久しぶりにこういう作品見れて嬉しかったです。
キャラも個性的で楽しくて大好きです。
キクラゲにメロメロな煙さん最高。
物語はトントン拍子で進んで展開が早かったですが、本編と寄り道をうまく挟んでいました。
高木渉さんの声もカイマンと合ってましたね。
2期のお知らせがなかったので未定なのかもしれませんが期待したいです。

アニメーション制作:MAPPA
監督:林祐一郎
シリーズ構成:瀬古浩司





1.id:INVADED イド:インヴェイデッド


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かなり迷ったんですが、これを1位にしました。
正直装置の構造だったり深層心理世界での現象に対する意味、カエルちゃんから始まるルーティンとかちゃんと理解は出来てないです。
でも頭で理解出来ない哲学的な感覚が好きです。
ただ頭で分かっていないけどどこか分かっているような、全く置いてけぼりではないバランスもちょうど良かった。
そして何よりその世界を表現するヴィジュアルや映像表現が良かったです。
第1話の掴みは最高でした。
脚本の舞城王太郎さんは元々作家さんみたいでwiki福井県出身で作中にもよく福井が出てくるとあったんですが、そういえばカエルちゃんが福井出身でしたね。
私も福井県出身なので作中に福井が出てきて気になって覚えてました。

アニメーション制作:NAZ
監督:あおきえい
シリーズ構成・脚本:舞城王太郎




最後に

偶然すべて表現力が重要な作品ばかりでした。
正直全部よくてどれも1位とほぼ差がなかったのですが、あとは好みとエンタメ性で決めました。
イド:インヴェイデッドを見たら何故かうる星やつらビューティフルドリーマーを見たくなりました。
幼い頃に見て、いつもの楽しいうる星やつらじゃなくて怖かったのを覚えてます。
夢見てるような不思議な感覚がイドにも感じたのかもしれないです。
今見たらきっとまた印象が変わるはずです。
街の唯一のレンタル屋に行ったらありませんでした。
悲しい。