人生の糧は人それぞれ

マンガ中心にたんたんと書きます。

ヨネダコウ「それでも、やさしい恋をする」


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「どうしても触れたくない」のスピンオフ作品と言っていいんでしょうか。

「どうしても~」の外川と嶋の会社で働くノンケの小野田に恋をしてしまったゲイの出口のお話なんですが、相手がノンケということで拒否されるのが怖くて良き友人のフリを続ける出口の描写がとても切なかったです。
でも諦めきれず、気持ち伝えるため灰皿いっぱいにしながら帰りを待ってたり、喧嘩して距離置いてても好きだからやっぱり会いにきてたり、出口さんの小野田への本気の気持ちが伝わってきて胸が締め付けられます。

ヨネダコウさんは心理描写がとても良いです。
言葉選びのセンスや絵の構図とか、間があったりで空気感が伝わってきてどの作品もステキでした。

本当に出会えて良かった作家さんです。